はじめに
人が自殺したいと思うのは、希望を失い、絶望に陥ったときだという。
借金、失恋、いじめ、受験の失敗など経済的に行き詰ったり、人間関係がうまくいかなくなったり、あるいは諸々の理由で将来に希望を見いだせなくなったり…。
僕は、そんな一人だった。
はじめに にも書いた通り、僕は起業したけれど失敗した。失敗したとき、僕は自分が持っていたほとんど全てのものを失った。
お金も、住む場所も、仕事も、友人も、ほとんどすべてのものを失った。
頑張って積み上げてきたすべてのものが、あっという間に自分から消えてしまった。
毎日が辛かった。絶望だった。
その時の僕は、「またやり直せばいい」とは到底思える精神的状態じゃなかった。
僕は、自分が正しいと思う選択をし続けた結果、全てを失った。自分が全否定されたような気持ちだった。
僕はその時、「もう死ぬしかないな」と思った。
僕はなんとなく漠然と、死ねば全てが終わると思っていたのだ。
(この記事を読んでいる人の中にも、同じことを考えている人がいるかもしれない。)
そして、僕は高いビルや大通りを走る車をみるたびに、どのように身を投げるか考えていた。
死後の世界なんて、結局は誰もわからない
子供のころから、アニメや絵本で閻魔大王の話を聞いたり、三途の川のことを聞いたり、あるいは大きくなってから、テレビのオカルト番組であの世の話を見たりするせいか、「あの世」は存在すると考える人は多いだろう。
病気や事故で死にかけた経験がある人がテレビに出て,
「私は一度死にました。死んでいる間、まぶしいほどの光に包まれ、恍惚とした不思議な感覚に包まれました」とか、
「私はタイムスリップして、過去の自分が川岸で遊んでいる姿をみていました」とかいうことを
「夢では決してありません。夢とは全く違う臨場感です」と言いながら表情を変えずに淡々と語る姿をみると、
なんとなく死んだらそういう世界があって、自分はそこに行くだろうという気になってくる。
もしくは、人によっては、死ぬことによってすべてが無に帰すと考えている人もいるかもしれない。
肉体が生命活動を終えたら、自分という存在は消えてなくなるとか、魂やあの世なんて存在しないとか、考えているかもしれない。
この記事の読者が死後の世界をどのように考えているかに関わらず、共通して言えることは、自分が抱いている死後の世界のイメージというのは、あくまで自分が想像しているものに過ぎず、現実かどうかはわからないということだ。
よくよく考えてほしい。
本当に死んだ人がこの世に戻ってきた例はあるか?
墓に入ってから何年もたった人が、この世に戻ってきた例はあるか?
ときどき、「過去に自分は死んだことがある」という人が死後の世界を語ることがある。
もしかしたらそれは本当なのかもしれないけれど、でも残念なことに、その人が見たとかいう世界が本当に死後の世界なのか検証する方法が僕たちにはない。
穿った考え方だけれど、その人たちが見たとかいう死後の世界は、結局は幻想だった可能性だって捨てきれない。
結局、死後の世界なんて、誰もわからないのだ。
みんなそれぞれ「死後の世界ってこんな感じだろうな」「死んだらこんな感じだろうな」というイメージを持っているかもしれないけれど、結局はそれは自分たちが想像した世界に過ぎないのだ。
死ねば全て終わると考えるのは幻想だ
ここまで読んだらだいたい分かったと思うけど、結局僕が何を言いたかったかというと、「死んだらゲームオーバーで、今抱えている全ての問題、全ての苦しみが、死の瞬間に終わる」と思うのは、自分が抱いている都合のいい幻想に過ぎないということだ。
「これで、全て終わる」と思って死んでも、
今抱えている問題があの世でも継続して、苦しめられるかもしれないのだ!
もしかしたら、あの世がこの世のパラレルワールドとなっていて、この世で起きていることとまったく同じことがあの世で起きているかもしれない。
もしかしたら、この世で経験した苦しみ、悲しみ、絶望、怒り、憎しみといった感情が何らかの形であの世でも続くかもしれない。それも永久に・・・。
そう考えると、どうだろう、自殺する気になんて、ならないだろう?
少なくとも僕は、そう考えたら自殺する気が全く失せてしまった。
結局僕はそんな掛けはできなかった
そういうわけで、僕は自殺することを諦めた。
もしかしたら、この記事を読んでいる人の中には、
「この世でもあの世でも辛いことが続くんだったら、生きるも地獄、死ぬのも地獄だ。なぜ自分はこんなに苦しみ続けなければいけないのか?」
と思う人もいるだろう。
でも、悲観なんかしなくていい。
少なくとも、この世にはその逆境から抜け出す方法がある。
このサイトの別記事を読んだ人は「またか」と思うかもしれないけれど、もし、今の状況がどうしようもないほど苦しいなら、僕のお勧めの本『ザ・シークレット』を読んで、「引き寄せの法則」を実践してみて欲しい。
このページ にも書いた通り、僕がその逆境から抜け出すことができたのは、何を隠そう、「引き寄せの法則」を実践してからだ。
引き寄せの法則を実践してから、あんなに自殺したいと苦しんでいたのがウソのように、僕の人生は好転した。
お金が無くてあんなに困っていたのに、いまは充分十分な収入に恵まれるようになった。
住んでいたマンションの家賃が払えなくてマンションから退去したほどなのに、僕は都内一等地のいわゆる高級賃貸に住み、それとは別に投資用のマンションを所有するほどになった。
事業の失敗によって恋人や友人を失い、孤独と絶望に苛まされていたのに、いまは最高の恋人と友人に恵まれ、日々の喜びや楽しみを分かち合っている。
僕の日常は、すべてがよい状態に変わったのだ。
もし、いま何か辛い状況に陥っていて、死ぬことしか考えられない状態になっているなら、どうかこのページ を読んで、「ひき寄せの法則」を実践してみて欲しい。
必ず、いまの苦しみから解放される。
死んでもあの世でその問題が付きまとう(それも永遠に!) 可能性だってあるんだから、この世でその問題を解決したほうがいいではないか。
その問題は、この世で必ず解決できるんだから。